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ヒトーパデーシャ1-3(6/6)
鹿とカラスとジャッカル
それを見てカラスは言った。
「鹿くん。君は自分を死んだように見せかけ、腹に空気を満たし足を硬直させていろ。私が声をあげたら君は立ち上がって大急ぎで逃げるんだ」
鹿はカラスの言葉どおりにしていた。
かくて畑の主人は鹿を喜びで見開いた目で見た。捕らえられた鹿を見てかの畑の主人は「ああ、こいつはひとりでに死んでしまった」と言って、捕縛から解放して大急ぎでわなをしまった。かくて、畑の主人がわずかに遠く隔たったとき、カラスの声を聞いてかの鹿は大急ぎで立ち上がって逃げた。かの畑の主人が怒って鹿のほうに投げた棒によってジャッカルは殺された。また次のように言われている。
♪「三年で、三ヶ月で、三ヶ半月で、三日で。過度の悪行、過度の善行によって、その結果は(来世どころか)この世でやってくる」
だから私は言う。
♪「食べられる者と、それを食べる者との間の友情は、(幸福どころか)不幸の原因である。ジャッカルによってわなにかかった鹿は、カラスによって守られた」
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