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法華経2(1/3)
方便品第二冒頭
※できる限り仏教専門用語訳を排して訳してみた。宗教・哲学的な意味はまったく考えていない。
「巧妙で便利な方法の章」という名の第二章
さてそこで世尊はしっかりとした記憶を持ち、深い瞑想からおだやかに立ち上がって、シャーリプトラに語りかけた。
「シャーリプトラよ、仏の知識は深くて、見るのが難しく知るのが難しく、阿羅漢とよばれる如来たちにとって目覚められた覚りは、すべての声聞・縁覚の仏たちにとっては理解しにくい。シャーリプトラよ、それはなぜかというと、如来たちは何千万億もの多くの仏に近づいたからである。正しく目覚めた阿羅漢である如来たちは、何千万億もの多数の仏たちが実行した修行を実行し、最も優れた正しい悟りにおいて、遠くまで随行し、力をつくして、驚くべき法を体得し、理解しにくい法を体得し、理解しにくい法に通暁したからである」
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