主格

nominative case


「〜が」「〜は」など主語を表す言い方。 また、タイトルなども語幹でなく主格にするのが普通だし、 述語「〜である」も(主語の性数格に一致するわけだから)主格にするのが普通。 となると、「〜は−である」は〜と−をどちらも主格にして並べるだけになる。 サンスクリットでは語順は自由なのだから、これは「−は〜である」ともとれるし、 「〜である−」、「−である〜」のような修飾的な言い方も同形になってしまうので、 けっこう解釈に苦しむことが多い。
荻原梵和では「体格」(実際には旧字体の「體格」)という。 発音すると「たいかく」つまり「対格」になってしまって紛らわしい。 まあ荻原梵和で対格は「業格」というから荻原梵和内では紛らわしくはないんだけど。