- 語形変化
ほとんど規則的ですが、過去分詞(完了分詞)だけ変化が不規則ですのでそれを掲げておきます。
- 過去分詞(完了分詞)
ただし、      の助動詞的用法として、過去分詞の男性単数形+      で、「〜するのを常とする」「〜することにしている」という意味の用法があります。このときは次のように、     という規則的な形が用いられます。
- 本動詞の用法
- 行く
     は「行く」という意味です。自動詞ですが、場所を表す言葉のあとには一切後置詞をつけません(上述の1の例文を見よ)。英語のgo to schoolなどの表現に引きずられないようにしましょう。
また、「行く」というのは、いま自分のいるところからどこかへ移動するということなので、たとえば次のように「出発する」という意味にも用いられます。
- 補助動詞としての用法
- 語幹+
     ……〜してしまう
主動詞の語幹に接続して、「完全に〜してしまう」「〜になる」という意味になります。
- 現在分詞(性数変化)+
     ……しだいに〜して行く
現在分詞(主語の性・数にともなって変化します)に接続して、「しだいに〜して行く」「〜し続けている」という意味を表します。文法書によってはこれを      と同様の「進行形」と書いている場合があります。
なお、この動作は習慣的なものではありません。習慣的なものであれば、過去分詞(性数変化)+      を用いるのが普通です(上記1.の例文)。
- 過去分詞(
 形)+     ……どんどん〜して行く
過去分詞(必ず 形)に接続して、「どんどん〜して行く」という意味を表します。これも一種の進行形なのですが、動作の進行をより強調するニュアンスになります。現在分詞(性数変化)+     にくらべて、いくぶん卑語的になります。
- 過去分詞(性数変化)+
     ……急激に〜する
過去分詞(性数変化)に接続して、動作が急激に起こって進行・発展していくことを強調する意味になります。
次に述べる受動態も、過去分詞(性数変化)+     なので、どっちの意味であるかは文脈で判断します。また、過去分詞( 形)と接続する「どんどん〜し続ける」との違いにも注意してください。主語が男性複数の場合はこちらも 形になってしまうので区別できません。やはり文脈で判断します。
- 助動詞としての用法
- 過去分詞(性数変化)+
     ……〜される
過去分詞(性数変化)に接続して、受動態を作ります。受動態ですから主動詞は他動詞になるのが普通ですが、「〜と言われている」のように自動詞もありえます。行為者は   で示します。
もっとも、ウルドゥー語/ヒンディー語には、それでなくても受動的な表現が多いので、     を用いた受動表現はあまり多くはありません。このように、「できる」「できない」という可能表現をこの形で表現するというのが多いようです。
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