[ウルドゥー語/ヒンディー語ページトピックス]

+不定詞


 −+不定詞+は、「−にとって〜すべきことだ」というところから、「−は〜することになっている」「−は〜しなければならない」または「−は〜したい」という意味を表します。否定文では「−は〜しなくてよい」となります。
 英語でもbe toやhave toに義務、当然の意味がありますので、それと似ていると思えばいいでしょう。
1.
あなたは行かねばなりませんでした。
 末尾の動詞は以外に、もありえます。この場合は「−は〜せざるを得ない」と訳すといいでしょう。否定文では「〜しないですむ」となります。
2.
あなたは行かざるを得ませんでした。
 「同じじゃないか」と思うかもしれませんでしたが、1.は「行かねばなりませんでした」というだけで、実際に行ったのかどうかは不明。それに対して2.は「行かざるを得ませんでした」というわけですから実際に行ったわけです。「せざるを得ない」「しないですむ」という訳語はこの意味をうまく表現できるので、原則として必ずこれらの訳語で訳すものだということにしておけばいいでしょう。

 また末尾に/が来ても「〜すべきである」「〜しなければならない」という意味を表します。否定文では「〜すべきでない」となります。
 この語は(望む)の命令形ですからこれ以上の変化をしませんが、ことわざなどではという、よりぞんざいな命令形もありえます。しかしいずれにせよ必ず命令形で用いられることに注意してください。この命令形はかなり形式的なものであり、もちろん命令の意味はありません。その証拠に否定文ではを用います。
 また、過去にするときにはこのあとにの過去形であるをつけます。意味は1.同様に、実際に行ったかどうかはわからないということになります。
3.
あなたは行かねばなりません(行かねばなりませんでした)。
 以上の表現はすべて受身的なので、もし不定詞である動詞が目的語をとるときは、不定詞および末尾の動詞は目的語の性・数に一致します。
4.
私はどれほどのお金を払わねばなりませんか?
 4.では、「どれほどのお金」が男性複数形なので、は男性複数形になり、さらにも3人称複数になっています。

 なお、不定詞+(この場合不定詞は形になります)という表現が別にありますので混同しないでください。

●関連項目
不定詞+


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