ヒトーパデーシャ1-3(3/6)
鹿とカラスとジャッカル

※(鹿のセリフの続き) ♪「誰が誰の友でもなく、誰が誰の敵でもない。行動によって友が生まれ、行動によって敵が生まれる」

カラスは言った「そうしましょう」
さて翌朝になると、一同はめいめい思い思いの土地へと行った。あるときジャッカルはこっそりと言った。
「鹿くん、この森のあるところに、穀物に満ちた土地があります。ですから私はあなたをそこに連れて行って見せようと思います」
そのようにして、鹿は毎日そこに行って穀物を食べた。
さて、土地の持ち主がそれを見て、そこにわなをかけた。その後に戻ってきた鹿は、そこで穀物を食べているとわなにかかった。そしてこう考えた。
「私をここ、死神のわなのような猟師のわなから救助するためには友人以外は誰もふさわしくない」
こうしている間にジャッカルがそこに来て、そばに立って考えた。
「私たちの詐欺によって直ちに成果があらわれた。たぶん私の願望も達成するだろう。この鹿が死ねば、私は必ず肉と血のついた骨を得るだろう」
そしてかの鹿は、彼を見て喜んで言った。
「友よ、直ちに私のなわを切ってくれ。すぐに私を助けてくれ。なぜなら

♪不幸な時に友が、戦いで勇士が、義務で高潔な人が、富が滅んだ時に妻が、そして不幸な時に友人がわかる。


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