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マハーバーラタ3-51-1(3/3)
ナラ王物語-2
※韻律をあわせるために人名を別の表現で言い換えたり、「大王よ」などの呼びかけ語をさまざまな表現で挿入したりしている部分は、適宜省略した。
(ナーラダのセリフの続き)
♪「インドラ様、王たちは、この世の宝石のような彼女を乞い求めて、彼女を得るのを特に期待していたのです」
一方、これを話していると、アグニ神をはじめとした最高の守護神たちが、インドラ神のところにやってきました。そこで彼らすべての神々は、ナーラダのたいへんな話を聞きました。
そして聞き終わると喜んで言いました。
「それならわれわれもまた行こう」と。
そこですべての神々は、眷属を伴い、乗り物に乗り、すべての王たちが集まっているところ、ヴィダルバ国を訪ねました。
ダマヤンティーに忠誠を誓うナラ王もまた、王たちの集まるのを聞いて、意気揚々とヴィダルバ国を訪ねました。
さて神々は道で、大地に立ったナラ王を見ました。美貌の完全なさまでは、まるでこの世の姿で立っている美の神マンマタをまのあたりにしているようでした。かれら守護神たちは、太陽のように輝いているナラ王の美貌の完全さを見て、当初の決心も消えて、呆然として立っていました。その後神々は空中を駆ける車を空に止めて、天空から舞い降りて、ナラに言いました。
「おお、おお、ニシャダ国王よ、王の第一人者よ、ナラよ、あなたは真実の誓いを守る人だ。王よ、我々を助けよ、我々の使者になれ」
以上、ナラの物語の第二章
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