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マハーバーラタ3-163-8(4/4)
アルジュナ、シヴァに会う
※韻律をあわせるために人名を別の表現で言い換えたり、「大王よ」などの呼びかけ語をさまざまな表現で挿入したりしている部分は、適宜省略した。
♪かくて私の目の前に、ウマーを伴侶とし、蛇を持ち、多様な姿をし、棍棒と弓を持った、聖なる雄牛を旗印とするシヴァが見えた。
彼は交戦中にもかかわらず、立っている私に近づいて、
そこで、ほこを手にして彼は言った。
「私は満足した。お前の願いを言え。ただし不死になる願いは除く」
かくて私は合掌して、武器を望んだ。そしてシヴァを心から敬礼し、私は語り始めた。
「尊い神よ、もし私に憐れみをたれるならば、私はこれを望みます。神々のところにある武器を何でも、私は知りたい。」
そして聖なるシヴァは私に確かに言った。
「アルジュナよ、与えよう。私の恐るべき武器はお前の手に落ちるだろう」
そして満足したシヴァは私に偉大なるシヴァの武器を与えた。そして偉大なるシヴァは私に永遠の武器を与えて言った。
「これは決して人間に使用してはならない。このようにわずかな力において落とされただけで、世界を焼き尽くすだろう。アルジュナよ。お前が圧迫されたときだけ使用すべし」
憐れみ深いシヴァのところに、すなわち私のそばに、敵たちを絶滅し、他の軍隊を虐殺する、具体的な形をした武器が現れた。
彼に憐れみをかけられた私は、まさにそこ(彼のいるところ)に座った。
そしてまさに私の目の前で、神はそこから消えうせた。
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