青鷺の本生物語(6/6)
ジャータカ38.
註や前後の部分はアナセンのリーダーにないので、
VRI
のサイトで補った。
[詩]
語(連声前)
説明
語義
副
ない
形中単対→副
ついに
名女幹
欺瞞
形→名男単主
智慧のある者は
=
名女単具
欺瞞によって
形中単対→副
安楽に
現単3
完成する
日本語訳
…… 欺瞞の智慧のある者は欺瞞によって結局は幸福に一生を終えることはない。
備考
……
は本来
。韻律の関係でこうなっている。なお、この形はいろいろな格が考えられるが、アナセンの語彙集では具格と説明している。
[詩]
語(連声前)
説明
語義
=
願単3
得べし
名女幹+形男単主
欺瞞+智慧のある
名男単主
青鷺が
名男単奪
カニから
接
〜のように
接
〜と
日本語訳
…… ずるがしこい青鷺がカニから(滅亡を)得るに至るようなものである、と。
備考
……
と
の間の
は挿入音。
何を得るかが書かれていないが、後の註によれば「危険、滅亡」。
[註]
語(連声前)
説明
語義
副
そこで
94
の引用なのでそちらを参照
接
〜と
名女単主
欺瞞は
現単3
言われる
名女単主
欺瞞
日本語訳
…… この詩で「欺瞞の智慧のある者は欺瞞によって結局は幸福に一生を終えることはない」という部分は、「欺瞞」とは「欺瞞」を意味する。
備考
…… 後半3語は単なる言い換えによる語句の説明。
は通常は
という中性名詞であるが、ここでは
とあわせるためか女性形になっている。
[註]
語(連声前)
説明
語義
名女幹+形男単主
欺瞞+智慧のある
名女幹+形男単主
欺瞞+智慧のある
名男単主
人は
代女単具
その
&
名女単具
欺瞞によって
名女単具
欺瞞によって
副
ない
形中単対→副
ついに
形中単対→副
安楽に
現単3
完成する
日本語訳
…… 欺瞞の智慧をもつ、つまりずるがしこい人は、その欺瞞によって(
=
)、結局はは幸福に一生を終えることはない。
備考
……
[註]
語(連声前)
説明
語義
形幹
永遠の
名男単処
時において
形男単処
安楽な
副
まさに
=
不定
確立する
副
ない
現単3
できる
日本語訳
…… つまり、永遠に安楽な場所に立つことができないし、
備考
……
[註]
語(連声前)
説明
語義
形男単具→副
結局は
接
しかし
名男単対
滅亡を
現単3
到達する
副
まさに
接
〜と
名男単主
意味は
現単3
到達する
接
〜と
現単3
獲得する
日本語訳
…… 逆についには滅亡に到達してしまう。「到達する」とは「獲得する」という意味。
備考
……
[註]
語(連声前)
説明
語義
名女幹+形男単主
欺瞞+智慧のある
接
〜と
形幹
偽善の
名男単対
状態を
←
過分幹
学んだ
形男単主
智慧のある
形幹
悪い
名男単主
人が
名男単属
自己によって
←
過分中単属
なされた
形→名中単属
悪いことの
名中単対
結果(を)
現単3
到達する
現単3
得る
現単3
知る
接
〜と
名男単主
意味は
日本語訳
…… 「欺瞞の智慧を持つ」とは、偽善の状態を学んだ智慧を持つ悪人が、自己がなした悪事の結果に到達し、獲得し、知るという意味。
備考
……
[註]
語(連声前)
説明
語義
副
どうして
名男単主
青鷺が
名男単奪
カニから
接
〜のように
接
〜のように
名男単主
青鷺が
名男単奪
カニから
名女幹
首
名男単対
切断
現単3
得る
日本語訳
…… 「青鷺がカニから〜ように」というのは、青鷺がカニから首の切断を受けたように、
備考
……
[註]
語(連声前)
説明
語義
副
このように
形幹+名男単主
悪い+人は
名男単具
自己によって
過分幹+(形→名中単奪)
なされた+悪から
名男単処
現世において
接
あるいは
名男単処
来世において
接
あるいは
名中単対
危険(を)
現単3
到達する
現単3
得る
接
〜と
日本語訳
…… 同様に悪人は自己がなした悪によって現世あるいは来世において危険に到達し、危険を得るのだ、と。
備考
……
[註]
語(連声前)
説明
語義
代男単対
この
名男単対
意味を
←
現分男単主
説明している
名男単主
菩薩が
名中単対
森(を)
←
←
使現分男単主
声を上げさせて
名男単対
教えを
ア単3
示した
日本語訳
…… 菩薩がこの意味を説明して、森じゅうに命じて声を出させて、教えを示したのだ。
備考
……
[後]
語(連声前)
説明
語義
名男単主
師匠(世尊)は
副
ない
名男複呼
乞食修行者(比丘)よ
副
今
副
だけ
名男幹
村
形幹
住んでいる
名男単具
裁縫師によって
代男単主
この男が
←
過分男単主
だまされた
形→名中単処
過去に
接
もまた
←
過分男単主
だまされた
副
まさに
接
〜と
日本語訳
…… 世尊は「乞食修行者たちよ、この男は今だけ村に住む裁縫師にだまされたのではなく、以前にもやはりだまされたのだ」と
備考
……
[後]
語(連声前)
説明
語義
代中単対
この
名男幹
法
名女単対
教えを
連
取り出して
名男単対
訓戒(を)
連
結合して
名中単対
本生譚を
ア単3
結合した
日本語訳
…… この法話を取り上げて、訓戒と関連させて本生物語と結びつけた。
備考
……
[後]
語(連声前)
説明
語義
副
その時
代男単主
その
名男単主
青鷺が
名中幹+形男単主
(地名)+住む
名男単主
裁縫師
ア単3
あった
日本語訳
…… (世尊)「その時のその青鷺がジェータヴァナに住む裁縫師であった」
備考
……
[後]
語(連声前)
説明
語義
名男単主
カニが
名男幹+形男単主
村+住む
名男単主
裁縫師
名男幹
木
名女単主
神が
接
また
代単主
私は
副
まさに
ア単1
あった
接
〜と
日本語訳
…… (世尊)「カニが村に住む裁縫師、また木の神が私であった」と。
備考
……
[題]
語(連声前)
説明
語義
名男幹
青鷺
名中幹
本生物語
名女単主
解説
形女単主
第8の
日本語訳
…… 青鷺の本生物語解説第8
備考
…… この話の八番目というのではなく、 この話がこの章の八番目ということ。