ルカ15章(1) - サンスクリットリーディング・新約聖書
ルカ15章(1) 放蕩息子
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口上
マタイ1章
ルカ15章
1
2
3
デーヴァナーガリーの書式
通常
語の分かち書き
語の分かち書き+複合語要素間を-で区切る
スペース除去
行間:
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1
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26
27
28
29
30
デーヴァナーガリーとローマナイズをチェンジ
デーヴァナーガリーフォントの変更
50%
60%
70%
80%
90%
100%
110%
120%
130%
140%
150%
160%
170%
180%
190%
200%
ローマ字フォントの変更
50%
60%
70%
80%
90%
100%
110%
120%
130%
140%
150%
160%
170%
180%
190%
200%
語(連声前)
説明
語義
atha
atha
接
さて
śulk
a
-
śulka-
名男幹
税金
ā
dāyiṣu
ādāyin-
形男複処
取ろうとする者たち
pāpiṣu
pāpin-
名男複処
悪人たち
ca
ca
接
そして
sarveṣu
sarva-
形男複処
すべての
tasya
tad-
代男単属
その
vākyāni
vākya-
名中単対
言葉を
śrotu
m
√śru
不定
聞くために
tad-
tad-
代幹
彼
antikam
antikam
副
近くに
āgacchatsu
āgacchat-
能現分男複処
来る
日本語訳
……さて、税金徴収人たちと悪人たちとがみな、彼の言葉を聞くために彼の近くに来ていると、
備考
……全体が処格絶対節。
語(連声前)
説明
語義
phariśina
s
phariśin-
名男複主
ファリサイ派の人々
śāstr
a
-
śāstra
名中幹
経典
ra]dhyāpakā
s
ādhyāpaka-
名男複主
教師たち
c
a
ca
接
そして
a
-sa
m
tuṣy
a
a+sam-√tuṣ
頭+絶
ない・満足して
a
vadan
√vad
能過単3
言った
pāpin
as
pāpin-
名男複対
悪人たちを
a
nugṛhṇāt
i
anu-√grah
能現単3
もてなす
asau
adas-
代男単主
あの男は
tai
s
tad-
代男複具
彼等
sārdham
sārdham
副
(具)と一緒に
aśnāti
√aś
能現単3
食べる
ca
ca
接
そして
日本語訳
……ファリサイ派の人々と経典(律法)の教師たちが不満を抱いて言った。「あの男は悪人たちを丁重にもてなし、彼らと一緒に食事をしている」と。
備考
……
語(連声前)
説明
語義
sa
s
tad-
代男単主
彼は
tu
tu
接
しかし
tebhy
as
tad-
代男複為
彼等に
dṛṣṭānta
dṛṣṭānta-
名男幹
たとえ
kathām
kathā-
名女単対
話を
imā
m
idam-
代女単対
この
kathayām āsa
kathayati
名動能完単3
話した
日本語訳
……しかし彼(=イエス)は彼らに、このたとえ話を話した。
備考
……
語(連声前)
説明
語義
yuṣmāka
m
yuṣmad-
代複属
あなたがたの
k
as
kim-
代男単主
誰、ある
nara
s
nara-
名男単主
男が
śata-
śata-
名中幹
百
meṣāṇa
m
meṣa-
名男複属
羊の
svāmī
svāmin-
名男単主
主人
teṣām
tad-
代男複属
それらの
ekasmin
eka-
数男単処
1つ
hārite
hārita-←hārayati←√hṛ
使過受分男単処
失われた
sa
tad-
代男単主
彼は
ki
m
kim
副
いったい、どうして
n
a
na
副
ない
e
konaśata
m
ekonaśata-
名中単対
99を
prāntare
prāntara-
名中単処
荒涼とした道に
parityajya
pari-√tyaj
絶
置き去って
tam
tad-
代男単対
その
eka
m
eka-
1つを
hārita
m
hārita-←√hārayati←√hṛ
使過受分男単処
失われた
yāva
t
yāvat
接
~まで
na
na
副
prāpnot
i
pra-√āp
能現単3
得る
i
ti
iti
接
~と
tāva
t
tāvat
副
それほど
anusarati
anu-√sṛ
能現単3
追跡する
日本語訳
……あなたがたのうちに、百匹の羊の主人であるような、ある男がいるか? (もしいたとして)いったい彼は、それらのうちの1匹を見失えば、99匹を荒野に置き去りにして、その失われた1匹を得るまではといって追跡しないだろうか?
備考
……非現実なことを仮定する仮定文を、疑問文で表現しているのが興味深いです。願望法とかじゃ不十分ってことなんでしょうか? そのくせ、似たような内容の8節は普通に現在形なんですからね。
語(連声前)
説明
語義
prāpya
pra-√āp
絶
得て
ca
ca
接
そして
sa
s
tad-
代男単主
彼は
hṛṣṭas
√hṛṣ
能現分男単主
喜びつつある
ta
m
tad-
代男単対
彼を
skandha-
skandha
名男幹
肩
deśam
deśa-
名男単対
場所を
āropayati
āropayati←ā-√ruh
使能現単3
乗せる
日本語訳
……そして見つかったら、それを肩にかつぐ。
備考
……
語(連声前)
説明
語義
gṛham
gṛha-
名中単対
家(を)
āgatya
ā-√gam
絶
来て
ca
ca
接
そして
bandhūn
bandhu-
名男複対
友人たちを
samīpa-
samīpa-
名中幹
近く
vāsina
s
vāsin-
形男複対
住んでいる人たちを
c
a
ca
接
そして
ā
hūya
ā-√hve
絶
呼び寄せて
vadati
√vad
能現単3
言う
mayā
mad-
代単具
私
sārdham
sārdham
複
(具)とともに
ānandata
ā-√nand
能命複2
喜べ
yat
as
yatas
接
なぜなら
mama
mad-
代単属
私の
hārit
as
hārita-←hārayati←√hṛ
使過受分男単主
失われた
meṣ
as
meṣa-
名男単主
羊が
mayā
mad-
代単具
私によって
punar
punar
副
再び
labdha
s
√labh
過受分男単主
得られた
日本語訳
……そして家に帰って、友人や近くに住む人を呼び寄せて言う。「私と一緒に喜べ。なぜなら私の失われた羊を私は再び得たのだから」と。
備考
……
語(連声前)
説明
語義
yuṣmān
yuṣmad-
代複対
あなたがた(を)
aha
m
mad-
代単主
私は
bravīmi
√brū
能現単1
言う
tath
ā
tathā
副
そのように
e
va
eva
副
まさに
pāpin
i
pāpin-
名男単処
悪人
ekasmin
eka-
数男単処
1人
mana
s
manas-
名中単対
心を
parāvartayati
parā-√vṛt
能現分男単処
回転させる
svarga
s
svarga-
名男単主
天国
ānand
as
ānanda-
名男単主
喜びが
bhaviṣyati
√bhū
能未単3
ある
na
na
副
ない
bhaviṣyati
√bhū
能未単3
ある
tādṛṣa
s
tādṛṣa-
形男単主
このような
ekonaśata-
ekonaśata-
名中幹
99
dhārmikeṣ
u
dhārmika-
形男複処
法を守る
api
api
接
しかし
yeṣā
m
yad-
代男複属
彼等の
mana
s
-
manas-
名中幹
心
parāvartanam
parāvartana-
名中単主
回転
aprayojyam
aprayuj
頭+動形中単主
ない・使用されるべき
日本語訳
……私はあなたがたにまさにこう言おう。「1人の悪人が回心するとき、天国の喜びがあるが、しかし、回心の必要のない99人の有徳の人々には、このようなことはない」と。
備考
……
語(連声前)
説明
語義
yasyā
yad-
代女単属
~女の
daśa-
daśa-
数幹
10
mudrāpādā
s
mudrāpāda-
名男複主
ドラクマ銀貨
santi
√as
能現複3
ある
tādṛśī
tādṛś-
形女単主
このような
vā
vā
接
あるいは
kā
kim-
代女単主
誰、ある
yoṣi
t
yoṣit
名女単主
女
ekasmin
eka-
数男単処
1つ
mudrāpāde
mudrāpāda-
名男単処
ドラクマ銀貨
hārite
hārita-←hārayati←√hṛ
使過受分男単処
失われた
na
na
副
ない
dīpikā
m
dīpikā-
名女単対
あかりを
prajvālayati
prajvālayati←pra-√jval
使能現単3
点火する
yāva
t
yāvat
接
~まで(2つ下のnaとともに)
ca
ca
接
そして
ta
m
tad-
名男単対
それを
na
na
副
(2つ上のyāvatを参照)
prāpnoti
pra-√āp
能現単3
得る
tāva
t
tāvat
副
それほど
gṛha
m
gṛha-
名中単対
家を
parimārjantī
pari-√mṛj
使能現分女単主
清め(させ)る
sayatna
m
sayatna-
形中単対
努力を
gaveṣayati
√gaveṣ
能現単3
探す
日本語訳
……あるいは、10枚のドラクマ銀貨を持っているようなある女が、1枚をなくしたら、それを見つけるまであかりをつけて家を掃除して、探す努力をしないだろうか?
備考
……
語(連声前)
説明
語義
tasmi
n
tad-
代男単処
それ
āsādite
āsādita-←āsādayati←ā-√sad
使過受分男単処
発見された
ca
ca
接
そして
sā
tad-
代女単主
彼女は
sakhi
s
sakhī-
名女複対
女友達たちを
prativeśinī
s
prativeśin-
形女複対
近所の女たちを
ca
ca
接
そして
samāhūya
sam-ā-√hve
絶
召集して
vadati
√vad
能現単3
言う
mayā
mad-
代単具
私
sārdham
sārdham
前
~とともに
ānandata
ā-√nand
能命単2
喜べ
yata
s
yatas
接
なぜなら
sa
s
tad-
代男単主
かの
hārit
as
hārita-←hārayati←√hṛ
使過受分男単主
失われた
mudrāpād
as
mudrāpāda-
名男単主
ドラクマ銀貨が
mayā
mad-
代単具
私によって
punar
punar
副
再び
labdha
s
labdha-
過受分男単主
得られた
日本語訳
……そしてそれが発見されたら、彼女は女友達や近所の女を呼び集めて言う。「私とともに喜んでください。なぜならなくしたドラクマ銀貨が見つかったのですから」
備考
……
語(連声前)
説明
語義
yusmān
yusmad-
代複対
あなたがた(を)
aha
m
mad-
代単主
私は
bravīmi
√brū
能現単1
私は言う
tath
ā
tathā
副
そのように
ev
a
eva
副
まさに
e
kasmin
ekasmin
数男単処
1人の
pāpini
pāpin-
名男単処
罪人が
mana
s
manas-
名中単対
心を
parāvartayat
i
parā-√vṛt
使能現分男単処
回転させる
īśvarasya
īśvara-
名男単属
主の
dūtāmā
m
dūta-
名男複属
使者たちの
samakṣam
samakṣam
副
目の前で
ānanda
s
ānanda-
名男単主
喜びが
sambhavati
saṃ-√bhū
能現単3
生じる
日本語訳
……あなたがたに私は言う。このように一人の罪人が回心するならば、主の使者(天使)たちの目の前で喜びが生じる。
備考
……この聖書の翻訳では神はīśvara-を用いているようです。