ページ | 行・箇所 | 原文 | 修正提案 |
16 |
8 |
Sec.13-16 末尾の,,。 |
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66 |
23(下から2) |
複合未来(Periphrastie future) |
Periphrastie→Periphrastic。単なる凡ミス。
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80 |
3 |
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。英語版でもこうなっているのでたぶん元からのミスだろう。
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87 |
23、24(下から3と2) |
前文 |
前分。(2箇所でてくる)
ふつうは「前部分」とか「前半」とかいうところを「前分」というヘンな日本語を使うもんだから、
校正者が「前文」だと思ってしまったのだろう。
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122 |
11 |
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アヴァグラハを表すアポストロフィの前のスペースを削除。
これは実は一語の複合語としないといけない。
英語版ではちゃんとくっついている。
アヴァグラハの前はスペースとは限らないのである。
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128 |
22(下から5行目) |
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。
次が母音なんだからじゃなく。
英語版ではちゃんとになっているので、
日本語版の誤植。
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128 |
25(下から2行目) |
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。
英語版ではちゃんとになっているので、
日本語版の誤植。
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148 |
右27 |
adj. 医学から成る |
訳語が不適切。正しくは「医学に通じた」「医学に明るい」など。
荻原梵和では「医学に通暁せる」とある。
ゴンダ文法を訳した鎧先生の訳語はヘンな日本語が多く、
そういうのをいちいちあげているときりがないのだが、
ここは下手な訳というレベル以前の誤訳なのであえて指摘する。
この語は本書のなかでは選文12、p.135の22行目にしか登場しないのだから、
ここの訳語としてふさわしいものでなければ失格である。
つまり「〜な男」という文脈で出てくる。
「医学から成る男」というのが意味をなすだろうか。
もちろん「医学に明るい男」である。
英訳本では
「containing the science of medicine in itself」とある。
「自分自信の中に医学の知識を持っている」である。
ドイツ語がどうなっているかは知らないが、
containから「〜から成る」という訳語が出てきたとすれば、
なるほどうなずけるかもしれない。
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154 |
左26 |
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名詞なのに性別が書いていない。m. をおぎなっておきたい。
英訳本にはちゃんとある。
日本語版ではそのかわりに(: V.)という英語にない説明があるが、
それを補ったときにうっかり抜けてしまったのだろう。
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174 |
右27 |
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。
英訳本にはこの語自体が出てこない。
これは選文12に登場する人名であり、
日本語版で親切に追加してあげたのだろうが、
形が間違っているんじゃかえって混乱のもとである。
なお、これはラーマの別名である。
そのことは選文12には註がないのだから、
それもちゃんと語彙集で説明すべき。
現にp.175左20ののほうには「=」と書いているではないか。
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179 |
右10 |
(中略)f |
f→n。明らかに女性名詞のはずがない。
なお、英訳本ではnになっているので、
このミスは日本語版だけのものであろう。
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185 |
右最後 |
m. 鵞鳥 |
鵞鳥→ハンサ鳥。
英訳本でもgoose, ganderとなっているが、
独特の鳥であり、一般にはそのままハンサ鳥と訳す。
現にゴンダ文法の訳者の鎧先生が訳している『ナラ王物語』ではちゃんとハンサ鳥と訳している(岩波文庫p.14など)。
この鳥はインド文学では非常に重要な役割をするので、
鵞鳥と訳してしまうのは問題。
この件については、
長柄行光『サンスクリット文学に於けるHAMSAについて』
(印度学仏教学研究1969.3)に詳しい。
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