ラーマーヤナ 3-10-53
ゴンダ文法選文11
語(連声前)
説明
語義
副
この世に
副
ある時
副
人のいうところでは
形男単主
残忍な
名男単主
(人名)
接
その上、さらに
接
名男単主
(人名)
日本語訳
…… 人のいうところでは、あるときこの世に、残忍なヴァーターピと、そしてイルヴァラがいた。
備考
……
語(連声前)
説明
語義
名男両主
兄弟
←
過分男両主
〜を伴った
能過両3
座った
名男幹+尾男両主
バラモン・殺す
頭+名男両主
偉大な・神
日本語訳
…… お互い一緒に住む兄弟であり、バラモンを殺す強大な神であった。
備考
……
語(連声前)
説明
語義
←
使能現分男単主
〜を持つ
形中単対
バラモンの
名中単対
姿を
名男単主
(人名)
名中単対
サンスクリットを
能現分男単主
話す
日本語訳
…… イルヴァラはバラモンの姿をして、(バラモンらしく)サンスクリットを話し、
備考
……
語(連声前)
説明
語義
名動能現単3
招く
名男複対
バラモンたちを
代男単主
彼は
名中単対
父祖祭
←
絶→前
[対]のために
形男単主
残忍な
日本語訳
…… かの残忍なる者は、バラモンたちを父祖祭のために招く
備考
……
語(連声前)
説明
語義
名男単対
兄に
名中単対
サンスクリットを
絶
使って
副
それから
代男単対
その
名男幹+形男単対
雄羊・〜の形を持つ
日本語訳
…… 兄に標準語を使い、それから雄羊の姿に化けた彼を
備考
……
語(連声前)
説明
語義
代男複対
彼ら
名男単対
再生族(バラモン)たちを
←
使能完単3
食わせた
名中幹
父祖祭(の食事)
←
過分中単具
見られた
名中単具
行為によって
日本語訳
…… 彼らバラモンたちに、父祖祭の食事に見せかけた行為によって食べさせた。
備考
……
語(連声前)
説明
語義
接
そして
←
過能分男複属
食べていた
代男複属
彼ら
名男複属
バラモン
名男単主
(人名)
能過単3
言った
日本語訳
…… そして、彼らバラモンたちが食べていたのだが、イルヴァラは言った。
備考
…… 前半は属格絶対節か?
語(連声前)
説明
語義
名男単呼
(人名)よ
反命単2
出て行け
接
〜と
名男単具
声によって
形男単具
大きな
能現分男単主
言う
日本語訳
…… (イルヴァラ)「ヴァーターピよ、出て行け」と大きな声で言う。
備考
……
語(連声前)
説明
語義
接
かくて
名男単属
弟の
名中単対
言葉を
絶
聞いて
名男単主
(人名)は
名男幹+尾男単主
雄羊・〜のように
能現分男単主
叫ぶ
日本語訳
…… かくて、弟の言葉を聞いて、ヴァーターピは雄羊のように叫び、
備考
……
語(連声前)
説明
語義
×2
絶
裂いて
名中複対
肉体を
名男複属
バラモンたちの
能過単3
飛び出した
日本語訳
…… バラモンたちの肉体を引き裂き引き裂き飛び出した。
備考
…… ゴンダ文法の註7は、
が本当は
だということ。
語(連声前)
説明
語義
名男複属
バラモンたちの
名中単主
千が
代男複具
彼ら
副
このように
形男複具
思いのままの変身によって
日本語訳
…… 千人のバラモンは、彼らの思いのままの変身によってこのように、
備考
……
語(連声前)
説明
語義
←
使過分中複主
死に至らされた
絶
殺戮する
副
絶えず
名中幹
肉
形中複具
食べることで
日本語訳
…… いつも肉を食べることで殺戮せられ、死に至らしめられた。
備考
……
語(連声前)
説明
語義
名男単具
(人名)によって
副
その時
名男複具
神々によって
名動過分男単具
懇願された
頭+名男単具
偉大な・聖仙によって@@
日本語訳
…… その時、神々に(怪物退治を)懇願された偉大なる聖仙アガスティアは、
備考
…… 直訳は次が受身文なので「アガスティアによって」だが、それを能動文に直して訳した。
語(連声前)
説明
語義
絶
念を抱いて
副
まことに
名中単処
父祖祭において
←
過分男単主
食われた
代男単主
かの
頭+名男単主
偉大なる・神は
日本語訳
…… 父祖祭において父祖祭の供物のつもりでかの偉大なる神(ヴァーターピ)を食べた。
備考
……
(念を抱いて)がとても訳しにくいが、 「(ヴァーターピが父祖祭の供物という)念を抱かれて」ということだろう。 アガスティアを主語にすると上記のようになる。
語(連声前)
説明
語義
接
そして
←
過分中単主
終わった
接
〜と
絶
言って
絶
与えて
名男単処
手に
名中単対
すすぎの水を
日本語訳
…… そして(イルヴァラは)「やったぞ」と言って手にすすぎの水をそそぎ、
備考
……
語(連声前)
説明
語義
名男単対
兄(を)
反命単2
出て行け
接
〜と
名男単主
(人名)は
反過単3
言った
日本語訳
…… 兄に「出て行け」とイルヴィラは言った。
備考
……
語(連声前)
説明
語義
代男単主
かの
副
その時
反現分男単対
答えている
接
しかし
名男単対
弟(を)
名男幹+形男単対
バラモン・殺す
日本語訳
…… そのとき、そう答えているバラモン殺しの弟に対して、
備考
…… 冒頭の
はアガスティアを指すので、次部分の主語のところで「かの」と訳すのがよい。
語(連声前)
説明
語義
能過単3
言った
能現分男単主
笑い出しながら
形男単主
思慮深い
名男単主
(人名)は
名男幹
聖者
形男単主
最高の
日本語訳
…… かの、思慮深き最高の聖者アガスティヤは、笑い出しながら言った。
備考
……
語(連声前)
説明
語義
副
どこから
不定
外に出る
名女単主
能力が
代単具
私によって
過分中単属
老いた
名中単属
魔物の
日本語訳
…… (アガスティア)「私のどこから、老いぼれた魔物が出て行くことができようか」
備考
…… 次部分も属格が続くが、こちらの属格は中性、次は男性なので、つなげないほうがよろしい。
語(連声前)
説明
語義
名男単属
兄
接
しかし
名男幹+名中→形男単属
雄羊・姿/td>
←
過分男単属
行った
名男幹
死者の国の神
名中単対
住居(を)
日本語訳
…… (アガスティア)「雄羊の姿をした兄があの世に行ったというのに」
備考
…… この部分全体が属格絶対節。
語(連声前)
説明
語義
接
さて
代男単属
彼の
名中単対
言葉を
絶
聞いて
名男単属
兄の
名男幹
死
←
過分中単対
かかわった
日本語訳
…… さて、兄の死について言及した彼の言葉を聞いて、
備考
……
語(連声前)
説明
語義
←
使不定
襲う
反完単3
[不定]はじめた
名男単対
聖者を
名男単従
怒りから
名男単主
夜の怪物は
日本語訳
…… 夜の怪物(イルヴァラ)は怒って聖者を襲い始めた。
備考
……
語(連声前)
説明
語義
代男単主
彼は
能過単3
[対]に突進する
名男幹
再生族(バラモン)
名男単対
第一番目の者
代男単対
かの
名男単具
聖者によって
←
過分幹
光り輝いた
名中単具
威光によって
日本語訳
…… 彼(イルヴァラ)はそのバラモンの第一人者にむかって突進したが、威光輝く聖者によって
備考
……
語(連声前)
説明
語義
名中単具
目によって
名男幹
火
名男→形男単具
仕方、〜に似た
←
過分男単主
焼き尽くされた
名男単対
死
←
過分男単主
行った
日本語訳
…… 火のような目によって焼き尽くされ、死に至った。
備考
……