所有複合語
さまざまな要素から構成されますが、基本的には名詞で終わる複合語。
しかし並列複合語や限定複合語なら全体が名詞の意味になりますが、
そうではなく、全体が形容詞の意味になるものです。
たとえば(長い+腕)は、
「長い腕」という意味であれば同格限定複合語になりますが、
所有複合語では「長い腕の、長い腕をもった」という形容詞になるということです。
形容詞ですから修飾する語(や主語)の性・数・格に一致することになり、
このため最後の部分の名詞の本来の性が変更になります。
で終わる中性名詞であっても男性名詞的、女性名詞的変化をしたりしますし、
で終わる女性名詞であってもと短くなって男性・中性的変化をしたりします。
それまで習ってきた文法と違う変化をするので最初はあわてます。
サンスクリットのは「多量の−米」で「多量の米を持つ(がとれる)」
という意味になるというわけでしょうか。
詳しくは文法概説を参照。