[パーリ語ページ]
Since 2004/11/5 Last Updated 2006/1/29
このページは「まんどぅーかのサンスクリットページ」の姉妹ページです。 パーリ語というのは、スリランカ、ビルマ(ミャンマー)、タイ、ラオス、カンボジアなどに伝わった南伝仏教の聖典に使用されている言語です。サンスクリット同様に仏教研究の上で重要な言語で、仏教学部のある大学では必ず講座があるはずで、勉強している人も多いと思います。もっとも大乗仏教圏の日本では、パーリ語よりも大乗仏典の言語であるサンスクリットやチベット語や漢文のほうが必要度が高いので、「サンスクリットの勉強のついでにパーリ語も勉強する」というのが実態かもしれません。 それだけに、参考書の数はサンスクリットに比べて少ないし、しかもほとんどがサンスクリットの知識を前提にして書かれているのが現状です。サンスクリットを勉強してからパーリ語を勉強する人にはいいのかもしれませんが、パーリ語だけを勉強しようと思うとけっこうやっかいです。勉強の環境はサンスクリットに比べて整っているとはいえません。乏しい情報の中で独学している人も多いと思います。 そういう、プロからアマまで、パーリ語を愛する(に苦労する)すべての人たちの情報交換の場になればと思って作ったサイトです。 まずは文法をまとめたページがないと話になりません。 上述のようにパーリ語の参考書はサンスクリットに比べて少なく、現在普通に入手できる、日本語で書かれたものとしては、水野弘元『パーリ語文法』しかありません。しかしこの本は、詳しいのはいいのですが、やたら詳しすぎるし、練習問題はないし、サンスクリットの知識を前提にしちゃっているので、 入門者が勉強するにはハードルが高すぎます。 そこで、練習問題をつけながら、サンスクリットの知識抜きでもわかるような、入門者用のコースを作ってみました。 各種入門書に収録されているリーディング教材を中心に講読をしていきます。現在進行中のコンテンツです。 パーリ語を勉強する人が必ずといっていいほど使用する参考書に、Dines Andersen : Pali Reader And Pali Grossaryという本があります。この本に付属する語彙集は小辞典といってよいほど充実した内容です。この全文を種智院大学の橋本哲夫先生が入力してWEB上で配布なさっておられます(→こちら)。橋本先生の快諾を賜り、このデータをそのまま利用した検索CGIを作ってみました。それがこの語彙集です。 ただしこのデータは当然のことながら説明が英語です。そこで、私が独自に日本語の訳語を付加しました。 パーリ語の語形変化表です。 標記のとおりですが、私まんどぅーか自身が使用している参考書、よく利用している書店、のぞいているWEBサイトを中心に紹介しています。 私まんどぅーか自身が勉強をしながら、そしてこのサイトを作りながら、感じたことを書いていきます。特に、このサイトを作るうえで私が特殊ローマ字やインドの文字をパソコンでどう扱っているかも公開していますので、技術情報として役立てば幸いです。(このコーナーはサンスクリットページと共用しています)。 掲示板の運営方針についてはこちらをご覧ください。 上のリンクは、携帯サイト案内ページへのもので、携帯サイトそのものへのリンクではありません。携帯電話(i-modeなど)でアクセスできるページを作っています。目下のコンテンツは語彙検索、変化表、掲示板です。URLは、http://www.manduuka.net/i/index.htm (末尾の/index.htmは省略可)。 会員専用ページを作っています。趣旨についてはこのリンクのページを見てください。 サンスクリットページ、ウルドゥー語/ヒンディー語ページの蔭にかくれてなかなか更新できないかもしれませんが、少しずつ充実させていきたいと思います。さしあたりはリーディングページの内容を少しずつ拡充していきます。 このサイトに書かれている情報は、私なりに正確を期しているつもりですが、正しさの保証はいっさいいたしませんし、このサイトに書かれている情報を利用した結果いかなる損害があったとしても(たとえば、仮に間違いがあったとして、それを試験に書いて不合格をくらってしまったとしても)、当方は一切関知いたしません。逆に、間違いを見つけた場合には、いろいろご指摘を賜るとありがたいです。このサイトはそういう「自助努力の上にたった相互扶助」の精神に基づくところだと思ってください。 ですからまったく努力をせずに掲示板やメール等で「××ってパーリ語で何ていうの?」みたいな質問をしてくる方には、冷たい応対をすることがあります。この件については、私が名付け親にならない理由のご一読を賜るとありがたいです。 インターネットの世界ではリンクは無許可に自由にやるものだと思っているので、このサイトのすべてのページはリンク自由です。私も気に入ったサイトは自由にリンクします。ただ、予告なくサイトの体裁を変えることがあります。トップページ http://www.manduuka.net/pali/index.htm (パーリ語ホームページ) http://www.manduuka.net/index.htm (総合ホームページ) については絶対に変更しないと思うので、これらのうちどちらかのページにリンクしていただくのがいいかと思います。どちらの場合も、末尾の index.htm は省略可能です。当サイトのリンク集もバナーは一切使ってないことからわかるように、私はバナーの必要性にはまったく無理解でして、よって当サイトのバナーなどを作るつもりはまったくなかったのですが、一部のリンク集などで、仕様上どうしてもバナーが必要なところなどもあったりして、仕方なしに作ったのがこれです。どうしても必要ならばお使いください。私としては、バナーなしでリンクしていただけるならそのほうがいいと思ってます。 特にありません。私はふだんWindows上のIEで見ています。他の環境でも見られるはずですが、確かめていませんので、不具合があっても気づかない場合があります。その場合は教えてください。このサイトは特別なHTMLエディタを使わずすべてただのエディタでタグを書いてますが、タグの対応を間違えたりしていると、IEではOKでも他のブラウザではOUTだったりするんで。 特別なフォントも必要ありません。日本語が表示できればOKです。実際、ふだんはハングルWindowsに日本語フォントをインストールした状態で見ています。 ということは、逆に、パーリ語の特殊なローマ字の表記は、すべて画像でやってるということです。ローマ字についてはすべての字母を透過GIF(つまり背景が透けて見えるGIFファイル)にして活字のように一字一字表示しています。だから最初だけワンテンポ表示が遅れるかもしれませんが、次のページからはキャッシュに入ってしまうので、特に重さを感じずに表示されると思います。 こういうやり方はフォントを使う方法に比べてお世辞にも見栄えはしませんしWEB制作上不便なことが多いのですが、特別なフォントを使うと必ず「見えないぞ」という人が出てくるので、やむを得ずしている方法です。 サンスクリットページのほうのこのページについてに自己紹介を書いてありますのでご参照ください。 |