パンチャタントラ1-13(2)
語(連声前)
説明
語義
副
さらに
接
また
日本語訳
…… またさらに
[詩]
語(連声前)
説明
語義
名男幹
友人
名男単処
〜のために
名男幹
縁者
名男単処
〜のために
接
また
名男単主
知恵ある者は
反現単3
[処]を求めて努力する
副
いつも
日本語訳
…… 知恵ある者は(たとえ不幸が生じても努力によって)常に友人のため縁者のために努力する。
備考
…… ( )内は次部分の内容であるが、この部分の前半と一緒に訳すべき。
[詩]
語(連声前)
説明
語義
←
過分女複処
生じる
名女複処
不幸
名男単具
努力によって
能完単3
言った
代中単対
この
名中単対
言葉を
名中単主
マヌは
日本語訳
…… マヌはこの言葉を言った。
備考
…… 前半3語は前文の訳参照。 マヌというのは人間の始祖であり、 マヌ法典の作者とされる。
語(連声前)
説明
語義
接
それゆえに
受命単3
持ってくる
代女単主
何か
尾
形幹
堅い
名女単主
綱
形中単主
軽い
名中単主
木片
接
または
受命単3
探されよ
接
そして
形幹
多くの
名中幹
水
形中単主
満ちた
名中単主
池が
日本語訳
…… それゆえに、何か堅い綱かまたは軽い木片を持って来い。 そして多くの水に満ちた池を探せ。
備考
…… 受動態の命令形はできる限り能動態に直す。 ゴンダ文法には冒頭の
に「それゆえに」という注あり(注9)。
語(連声前)
説明
語義
代中単具
〜するために
代単具
私によって
名中幹
中央
名男単処
場所で
名男複具
歯によって
←
過分男単処
つかむ
←
現分男単処
いる
日本語訳
…… 私が歯で中央部分をくわえているようにするため〜
備考
…… ゴンダ文法には冒頭の
に「〜せんがために」という注があり(注10)、 さらに
について、 「
は
に係る;処格絶対節」という注がある(注11)。
語(連声前)
説明
語義
代両主
あなたがたは
名女幹
先端
名男両処
部分で
代中単対
その
名中単対
木片を
代単具
私
←
過分中単対
[具]を伴った
絶
つかんで
代中単対
その
名中単対
池(を)
能現両3
連れていく
日本語訳
…… あなたがた二羽は、私を伴ったその木片を両端部分でつかみ、 その池に連れていく。
備考
…… ゴンダ文法には、
に「両数処格」という注(12)と、
に「
にかかる」という注(13)がある。 末尾に
がないが、亀のセリフはここまでである。
語(連声前)
説明
語義
代両主
二人は
能完両3
言った
日本語訳
…… 二羽は言った。
語(連声前)
説明
語義
間
おお
名男単呼
友よ
副
このように
能未両1
しよう
日本語訳
…… おお友よ、こうしよう。
語(連声前)
説明
語義
接
しかし
代男単具
あなた(によって)
名男単具
沈黙の誓いを守る人(によって)
←
動形中単主
なるべき
日本語訳
…… しかしあなたは沈黙の誓いを守る人にならねばならない。
備考
…… 意味上の主語は
、述語は
である。
語(連声前)
説明
語義
副
ない
接
もし
代単属
あなたの
名男単従
木片から
名男単主
落下
能未単3
なるだろう
日本語訳
…… さもなければあなたの木片からあなたは落下するだろう。
備考
…… 直訳は「落下が起こるだろう」
語(連声前)
説明
語義
副
そして
←
過分男単処
実行された
←
現分男単具
行きつつある
名男単具
(名)によって
名男幹
より下の部分
←
過分中単主
位置した
代中単主
或る
尾
名中単主
町が
←
過分中単主
見られた
日本語訳
…… そしてカンブグリーヴァは行こうとしてそれを実行したとき、 より下にある、ある町を見た。
語(連声前)
説明
語義
副
そこで
代男複主
〜者たちが
名男複主
町の住民
名男単主
彼らが
副
そのように
受現分中単対
連れて行かれるものを
絶
見て
前
〜を伴った
名中単対
驚き
代中単対
その
能完複3
言った
日本語訳
…… そこで町の住民である者たちが、そのように連れて行かれるものを眺めて、 驚いてこう言った。
語(連声前)
説明
語義
間
ああ
名中幹
車輪
名男→形中単主
形
代中単主
何か
尾
名男両具
鳥によって
受現単3
連れて行かれる
日本語訳
…… ああ、車輪の形をしたものが二羽の鳥によって連れていかれている。
語(連声前)
説明
語義
能命複2
見よ
能命複2
見よ
日本語訳
…… 見よ、見よ。
語(連声前)
説明
語義
接
そこで
代男複属
彼らの
名男単対
叫び声を
名動絶
聞いて
名男単主
(名)は
能完単3
言った
日本語訳
…… そこで彼らの叫び声を聞いてカンブグリーヴァは言った。
語(連声前)
説明
語義
間
おお
代中単主
何
代男単主
この
名男単主
叫び声
日本語訳
…… おお、この叫び声は何だ?
備考
…… いくら主語が男性だからといっても
まで男性にしてはいけない。 内容的に「何か?」なのだから中性にすべし。
語(連声前)
説明
語義
接
〜と
形男単主
言おうと思う
形幹
半分
←
過分男単処
言われたとき
←
過分男単主
落ちた
名男複具
町の住民たちによって
副
切れ切れに
←
過分男単主
された
接
また
日本語訳
…… と言おうと思って半分言った時、落ちて、 町の住民たちによって粉々にされた。