[ウルドゥー語/ヒンディー語ページ−トピックス]
こんにちは
※イスラム教徒のあいさつはウルドゥー語表記のみ、ヒンドゥー教徒のあいさつはヒンディー語表記のみで記しますが、もちろんウルドゥー語表記でヒンドゥー教徒のあいさつを表記したり、ヒンディー語表記でイスラム教徒のあいさつを表記することは可能です。宗教を問わないあいさつは両言語の表記で記します。→あいさつについて。
- イスラム教徒の「こんにちは」
















はアラビア語で、全世界共通・オールマイティ(時間などに無関係)に出会ったときに使える、イスラム教徒のあいさつです。直訳すると「あなた(がた)に平安あれ」。複数になっているのは尊敬表現なので、相手が一人であってもかまいません。
答える場合は

















。直訳すると「あなた(がた)にも平安あれ」。
どちらもアラビア語の定冠詞の発音に注意してください。



の
は太陽文字なので、
の
が同化して
になります。また、文中では最初の
が発音されません。
アラビア語の正式なフスハー(文語)の発音では







のように末尾に
という母音がつきますが、実際にはアラビア語でも末尾の
は省略されますし、ましてウルドゥー語では末尾の
はありません。
こちらもイスラム教徒が用いる「こんにちは」で、より丁寧な挨拶になります。


は


(礼儀)の複数でこの場合は「挨拶」という意味。

は「申請、申し上げる」なので「挨拶を申し上げます」といったところ。時間に関係なく、出会ったときのあいさつとして使えます。
- ヒンドゥー教徒の「こんにちは」









は本来サンスクリット。



は中性名詞の「敬礼」であり、為格とともに「〜に敬礼します」というふうに使います。
が



(あなた)の単数為格です。これで「あなたに敬礼します」となるわけです。相手が複数の場合、サンスクリットとしては







となるはずですが、熟した表現なので






でかまいません。







もやはり「敬礼」という意味(「敬礼」を表す名詞として、現代ヒンディー語では






を用い、



は用いません)。
どちらも時間に関係なく用いられるあいさつであり、しかも出会いのときだけでなく別れるときにも、つまり「さようなら」の意味でも使います。
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●関連項目 |
あいさつについて |
さようなら |
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