ヒトーパデーシャ1-2 (2/4)
老いた虎と旅人 ランマンのリーダー3による
語(連声前)
説明
語義
名男単主
虎は
能完単3
言った
日本語訳
…… 虎は言った。
備考
…… この次から始まる虎のセリフはとても長い。終了は
57
である。
語(連声前)
説明
語義
能命単2
聞け
間
おお
名男単呼
旅人よ
日本語訳
…… (虎)「おお旅人よ、お聞きなさい」
備考
……
語(連声前)
説明
語義
副
以前に
副
まさに
名中幹
青年
名女単処
人生の時期において
+
頭+形男単主
とても+悪行の
能過単1
あった
日本語訳
…… (虎)「私は以前、青年期にはとても悪行をしておりました」
備考
……
語(連声前)
説明
語義
形幹
多くの
名男幹
牛
名男複属
人たちの
名男単従
殺人から
代単属
私の
名男複主
息子たちは
←
過分男複主
死んだ
名男複主
妻たちが
接
そして
日本語訳
…… (虎)「私の息子たちと妻たちは多くの牛飼いたちに殺されて死にました」
備考
……
語(連声前)
説明
語義
副
今
形男単主
家族のない
能現単1
私はある
日本語訳
…… (虎)「私には今や家族がありません」
備考
……
語(連声前)
説明
語義
接
そこで
+
代男単具+尾
誰+不定→或る
形→名男単具
有徳の人によって
代男単主
私は
←
過分男単主
忠告された
日本語訳
…… (虎)「するとある有徳の士が私に忠告しました」
備考
……
語(連声前)
説明
語義
名中幹
喜捨
名男幹
法
形男(中)単対
〜などを
能命単3
実行せよ
代男単主
あなたは
接
〜と
日本語訳
…… (虎)「『あなたは喜捨行などを実行しなさい』と」
備考
……
語(連声前)
説明
語義
代幹
彼の
名男単従
教えによって
副
今
代単主
私は
名中幹
沐浴
形男単主
〜にふける
名男単主
与える人
形男単主
老いた
過分幹
消滅した
名男幹
爪
名男→形男単主
歯
形男単主
憐れみ深い
接
そして
副
どうして
副
ない
名男幹
信頼
名女→形男単主
対象
日本語訳
…… (虎)「彼の教えによって今や私は沐浴にふけり、布施を行い、年老いて爪も歯も抜けています。どうして信頼の対象にならないことがありましょうか」
備考
……
語(連声前)
説明
語義
←
過分中単主
言われた
接
そして
日本語訳
…… (虎)「そしてこう言われている」
備考
……
[詩]
語(連声前)
説明
語義
名女幹
供養
名中幹
学問
名中複主
喜捨
名中単主
苦行
名男単主
真理
名女単主
忍耐
名女単主
堅固
日本語訳
…… (虎の引用する詩)「供養、学問、喜捨、苦行、真理、忍耐、堅固な心」
備考
……
[詩]
語(連声前)
説明
語義
名男単主
無欲
接
〜と
名男単主
道
代男単主
これは
名男単属
法の
数幹
8
名男単主
種類
←
過分男単主
教えられた
日本語訳
…… (虎の引用する詩)「無欲。これは法(宗教的義務)の8種類の道であると教えられている」
備考
……
[詩]
語(連声前)
説明
語義
副
そこで
形男単主
前の
数幹
4
名男単主
部分、組
名男幹
偽善
副
のために
接
もまた
受現単3
実行される
日本語訳
…… (虎の引用する詩)「このうち前者4つは偽善のために実行されることもあるが」
備考
……
[詩]
語(連声前)
説明
語義
形男単主
後の
接
そして
+
数幹+名男単主
4つからなる部分、組
副
ない
+
頭+形男複処
高潔の士でないものたちにおいて
能現単3
存在する
日本語訳
…… (虎の引用する詩)「後者4つは高潔の士でなければなしえない」
備考
……
語(連声前)
説明
語義
代単属
私の
接
そして
形男単主
これほどの
名男幹
貪欲
名男→形男単主
離別
代男単具→接
〜するために
形幹
自分の
名男幹
手
←
過分中単対
ある
接
もまた
名中幹
金
名中単対
腕輪を
代男単為
〜者に
代男単為
誰に
尾
(不定)
不定
与えること
能現単1
欲する
日本語訳
…… (虎)「そして私はこれほど貪欲を離れているので、自分の手にある金の腕輪であっても、ほしがる人には誰にでもあげたいと思っているのです」
備考
……
語(連声前)
説明
語義
+
接
それにもかかわらず
名男単主
虎は
名男単対
人を
能現単3
食う
接
〜と
名男単主
世間のうわさは
形男単主
抑制しがたい
接
〜であるから
日本語訳
…… (虎)「にもかかわらず『虎が人を食う』という世間のうわさは抑えがたいものがあります。なぜなら次のようであるからです」
備考
……
[詩]
語(連声前)
説明
語義
形男単主
先例に従う
名男単主
世間は
名女単対
娼家の女主人を
形女単対
指導する
日本語訳
…… (虎の引用する詩)「何でも先例に従う世間は、指導をする娼家の女主人を」
備考
…… 次まで読まないと内容が完結しない。
[詩]
語(連声前)
説明
語義
名動能現単3
権威と認める
副
ない
名男単処
法において
接
〜のように
+
名男幹+尾男単対
牛・殺害する
接
たとえ〜ても
名男単対
バラモンを
日本語訳
…… (虎の引用する詩)「権威ある者とは認めない。教えに関してはたとえ牛を殺したバラモンであっても信用する」
備考
…… 後半には
(権威を認める)を補う。
語(連声前)
説明
語義
代単具
私によって
接
そして
名男幹
法
名中複主
経典
←
過分中複主
学ばれた
能命単2
聞け
日本語訳
…… (虎)「そして私は経典を学びました。お聞きなさい」
備考
……
[詩]
語(連声前)
説明
語義
名女単処
砂漠地帯において
接
〜ように
名女単主
雨が
名女幹
飢え
副
〜のために
名中単主
食物が
副
そのように
日本語訳
…… (虎の引用する詩)「砂漠地帯においては雨が飢えをしのぐ食物であるように」
備考
……
[詩]
語(連声前)
説明
語義
形→名男単処
貧しい者において
受現単3
与えられる
名中単主
喜捨が
形中単主
成功する
名男幹
(民族名)
名男単呼
息子よ
日本語訳
…… (虎の引用する詩)「貧しい者には喜捨を与えるのがいいのです、パーンドゥの息子(=アルジュナ)よ」
備考
…… いきなりアルジュナが出てくるというのは、たぶんこの詩はマハーバーラタからの引用なのだろう。