パンチャタントラ1-5(5)
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語(連声前)
説明
語義
接
さて
副+尾
ある時
名男複主
侍従たちが
代女単属
彼女の
名中幹
下唇
名男幹
サンゴ
名中単対
傷を
絶
見て
副
互いに
能完複3
言った
日本語訳
…… さてある時、侍従たちが王女のサンゴのような下唇の傷を見て、お互いに語った。
備考
…… 「下唇のサンゴのような傷」ではないので注意。
語(連声前)
説明
語義
間
おお
能命複2
見よ
代女単属
この
名女単属
王女の
名男幹
男
←
過分女単主
もてあそばれた
接
〜ように
名男複主
四肢
←
使受現複3
見なされる
日本語訳
…… (侍従)「おお、この王女の体が男にもてあそばれたように見える」
備考
……
語(連声前)
説明
語義
接
それなら
副
どうして
代男単主
この
←〜
頭+過分中単処
よく守られた
接
にもかかわらず
代中単処
この
名中単処
家で
形男単主
これほどの
名男単主
行為が
日本語訳
…… (侍従)「いったいどうして、このような行動が、よく警備されているにもかかわらずこの家であったのか」
備考
……
は
と同じく最後の
にかかるのだろう。
語(連声前)
説明
語義
代中単対
これを
名男単為
王に
←
使能現複1
告げる
日本語訳
…… (侍従)「私たちはこれを王に告げよう」
備考
……
語(連声前)
説明
語義
副
このように
絶
決断して
形男複主
すべてが
絶
集まって
名男単対
王(を)
能完複3
言った
日本語訳
…… このように決断して、侍従全員が集まって王に言った。
備考
……
語(連声前)
説明
語義
名男単呼
王よ
代複主
私たちは
副
ない
能現複1
発見する
日本語訳
…… (侍従)「王よ、私たちは気づきませんでしたが」
備考
……
語(連声前)
説明
語義
接
しかし
←〜
頭+過分中単処
よく守られた
接
にもかかわらず
名女幹
少女
名中単処
王宮で
代男単主
誰かが
能現単3
入った
日本語訳
…… (侍従)「よく警備された王女の王宮に誰かが入りました」
備考
……
語(連声前)
説明
語義
接
それなら
名男単主
王が
名中単主
権威
接
〜と
日本語訳
…… ご決定は王様におまかせします。
備考
…… 慣用句である。
語(連声前)
説明
語義
代中単対
それを
絶
聞いて
名男単主
王は
副
ひどく
形幹
困惑した
名中→形男単主
心
名女単対
王妃(を)
副
秘かに
形女単主
いる
能完単3
言った
日本語訳
…… それを聞いて王は非常に心ガ混乱し、ひとりでいる王妃に言った。
備考
……
語(連声前)
説明
語義
名女単呼
王妃よ
受命単3
知られるべし
代中単対
何を
代男複主
これら
名男複主
侍従たちが
能現複3
言う
日本語訳
…… (王)「王妃よ、彼ら侍従たちが何を言っているか知りなさい」
備考
……
語(連声前)
説明
語義
代男単属
彼の
名男単主
死神が
←
過分男単主
怒った
代男単具
〜者によって
代中単主
これが
副
このように
受現単3
なされた
日本語訳
…… (王)「これをこのようになした男の死神が怒っている」
備考
……
語(連声前)
説明
語義
名女単主
王妃は
接
もまた
代中単対
それを
名動絶
聞いて
形幹
困惑している
←
過分女単主
〜した
副
大急ぎで
絶
行って
代女単対
彼女を
←
名動過分幹
傷ついた
名男→形女単対
下唇
名男幹
爪
使過分幹
傷つけられた
名中幹
身体
名男→形女単対
四肢
能過単3
見た
日本語訳
…… 王妃もまたそれを聞いて混乱し、急いで行って、傷ついた唇と、爪で傷つけられた両手・両足・身体を持つ彼女を見た。
備考
……
語(連声前)
説明
語義
能完単3
言った
接
そして
日本語訳
…… そして言った。
備考
……
語(連声前)
説明
語義
間
ああ
形女単呼
悪い女よ
名中幹
家門
形女単呼
汚れた女よ
副
どうして
副
このような
名中幹
美徳
名中単主
損傷が
←
過分中単主
なされた
日本語訳
…… (王妃)「ああ、悪い女よ、一族の面汚しよ、どうしてこんな美徳をそこなうことをしたのか」
備考
……
語(連声前)
説明
語義
代男単主
誰が
代男単主
この
名男幹
運命、死神
←
過分男単主
見られた
代幹
おまえ
名男単対
近くを
能現単3
近づく
日本語訳
…… (王妃)「いったい誰が、死神に見られ(るような悪いことをし)てお前の近くにやってきたのか」
備考
……
語(連声前)
説明
語義
接
そして
名動受命単3
話されるべし
副
このように
←
過分中単処
過ぎる[処格絶対節]
接
たとえ〜ても
名中単主
真実が
日本語訳
…… (王妃)「こうなったとしても、ともかく真実を話しなさい」
備考
……
語(連声前)
説明
語義
代中単対
それを
絶
聞いて
代男単対
彼女は
副
もまた
名女幹
恥
形女単主
顔をうつむけている
形中単対
すべてを
****
@@
名男幹
(神名)
名中幹
形
名男幹
織工
名男単対
出来事を
←
能完単3
告げた
日本語訳
…… それを聞いて王女もまた、恥ずかしくて顔を下に向けて、 ヴィシュヌの姿をした織工の出来事の一切を告げた。
備考
……
語(連声前)
説明
語義
代男単対
彼女は
副
もまた
代中単対
それを
絶
聞いて
←
過分幹
笑った
名中→形女単主
顔
名男幹
歓喜で身の毛を逆立たせ
形幹
〜という相を持った
形幹
すべての
名中→形女単主
身体
副
大急ぎで
絶
行って
名男単対
王(を)
反完単3
言った
日本語訳
…… 王妃もまたそれを聞いて、笑った顔で、喜びで全身の毛を逆立てて、急いで行って王に言った。
備考
……
語(連声前)
説明
語義
名男単呼
王よ
間
幸いなるかな
反現単2
栄える
日本語訳
…… (王妃)「王よ、幸いなるかな、栄えあれ」
備考
……
語(連声前)
説明
語義
副
常に
副
まさに
名男単処
夜に
名男単主
聖者
名男単主
(神名)が
名女幹
少女
名男単処
傍らに
能現単3
近づく
日本語訳
…… (王妃)「いつも夜に聖なるナーラーヤナ(ヴィシュヌ)が王女のところにやって来るのです」
備考
……
語(連声前)
説明
語義
代男単具
彼の
形男幹
ガンダルヴァ神の方式
名男単具
結婚によって
代女単主
彼女は
←
過分女単主
めとられた
日本語訳
…… (王妃)「ヴィシュヌは自由結婚で王女をめとったのです」
備考
……
語(連声前)
説明
語義
接
そこで
副
今日
代単具
あなたによって
代単具
私によって
接
そして
名女単処
夜に
名中幹
露台
←
過分男両具
行かれることにより
名男単処
夜に
←
動形男単主
見られるべし
接
なぜなら
副
ない
代男単主
彼は
名男複具
人々
前
[具]とともに
名男単対
会話を
能現単3
する
日本語訳
…… (王妃)「そこで今日は、夜にあなたと私が露台に行って、夜に見ましょう。 なぜならヴィシュヌは人とは会話をしないですから」
備考
……
語(連声前)
説明
語義
代中単対
それを
絶
聞いて
←
過分男単属
喜んだ
名男単属
王の
代中単主
その
名中単主
日は
名男幹
年
数(名中)幹
100
名男→形中単主
〜からなる
接
〜のように
副
やっとのことで
能完単3
行った
日本語訳
…… それを聞いて喜んだ王のその一日は、百年間であるかのようにやっとのことで過ぎた。
備考
……